MizuMirai Vol.09

Special Feature特集①

水問題を構造からとらえ、
解決に挑む。

画期的なアプローチで水問題に応える製品を開発して
大きな注目を集めている企業がある。
その取り組み、めざす未来を取材した。

画期的なアプローチでこれらのニーズに応える製品を開発して
大きな注目を集めている企業がある。
WOTA株式会社だ。WOTAの何に、どのような考えに、
日本のみならず世界が賛同の手をあげているのか?
その取り組み、めざす未来を取材した。

高校時代から水処理の研究に取り組み、東大で建築設備や都市インフラを学んでいた前田瑶介さんは、大学時代にWOTAに参画しました。「水問題を構造からとらえ、解決に挑む」を標語に、生活排水の再生循環利用を可能にする「小規模分散型水循環システム」、及びそれを実現する「水処理自律制御システム」の開発によって、水問題の根本的解決をめざしました。その方向が間違っていないことを確信したのがマサイ族の集落を視察したとき。前田さんはこう言います。「マサイ族の集落にも工業的な製品はあるんです。車はトヨタのランドクルーザーだし、ソーラーシステムで発電をして、冷蔵庫もあれば通信機器もある。冷えたコーラを飲みながらスマートフォンで動画を楽しんでいるんです。しかし水だけは毎日何キロも先まで汲みに行っているんですね。上下水道が整備されていないのです。製造業でできたものは世界の果てまで届くけれど、土木・建設で築くものは届いていないと目の当たりにしました。エアコンの室外機や、給湯器のように、住宅設備の一つとしてその家一軒で行える水インフラ製品を作るという想いは間違いではないと確信しました」。

マサイ族の暮らしを視察して、
彼らの環境まで届く
ソリューションを考えた。

MizuMirai Vol.09

Special Feature特集②

嘆くだけで終わらせない。
ロスをゼロへ、そしてプラスへ変える。

年間523万トンのフードロスがあると言われている日本。
フードロスをターゲットとしたビジネスを展開し、
三方良しの展開をめざす企業の取り組みを追った。

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